【セボネブログ】

「脂肪を落とす前に筋トレをすると、

脂肪の上に筋肉がついて

やせにくくなるんですよね？」

とたまに聞かれます。
本当でしょうか?


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おそらく上のような質問をする人の中では
下の図のようなイメージがあるのではないでしょうか？



腕や脚の筋肉は細い筋線維がたくさん集まって束になり、
力こぶや太腿やお尻の形を作っています。

そしてそれぞれの筋肉は筋膜で覆われて
ある程度ひとまとまりになっています。
トレーニングをすると、そのひとまとまりになった筋肉自体が
太くなっていくのであり、決して枝分かれしたり、
新しい筋肉がもう一つできたりする訳ではないのです。


ただし、筋肉の間に脂肪は存在します。

牛肉の霜降りやトロの刺身で見られるように
（赤い部分が筋肉で白い部分が脂肪）
筋線維の間に脂肪が挟み込まれていて、
これを筋中脂肪と呼んでいます。

私は超音波機器により、筋肉の断面図を
画像で確認する機会がよくあります。

運動をあまりしていない人は、筋中脂肪がたくさん見えます。
つまり運動をすると筋中脂肪ができるというのは大きな誤解で、

運動をしていないから筋中脂肪ができるのです。

はっきり言える事は、

筋力トレーニングと食事制限の組合せにより、

筋中脂肪は減ってゆくという事です。

プログラムが成功しても筋中脂肪が減らなかった例を、私は知りません。

「私は筋肉太り」
「運動をすると、すぐに太くなる」

という方も、しっかり体重・体脂肪率が落ちればサイズダウンします。


「脂肪を落とす前に筋トレをすると、
脂肪の上に筋肉がついて
やせにくくなるんですよね？」

と疑問に感じているあなたへ。

そんな事はありません。

筋トレは筋肉の間にある脂肪も落としてくれます。
もしそれが理由で筋トレをためらっているのなら、非常にもったいない！

安心して、できるだけ早く始めましょう！


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